クラウド導入とは?取り入れるメリットやクラウドサービスの選び方を解説!

「クラウドって何?」

「クラウドを導入することでどんなメリットがあるの?」

クラウドは、データをインターネット上に保管するシステムです。従来は各社でサーバーやストレージを購入し、データを管理する「オンプレミス方式」が主流でした。しかしクラウドの利便性の高さから、現在はクラウド導入する企業が増加しています。

しかし、クラウドを導入する具体的なメリットは分からない方も多いと思います。そこで本記事では、クラウドを導入するメリットとおすすめのクラウドサービスをご紹介します。本記事を読めば、クラウドを導入していないあなたの会社のコスト削減やシステムの利便化に繋がるでしょう。

クラウド導入とは

クラウド導入とは、インターネット上で企業のシステムやデータを管理する環境を作ることです。インターネット上のサーバーに情報を保管しており、インターネットを介して情報にアクセスできます。従来は社内のサーバーでシステムやデータを管理するオンプレミスが主流でしたが、クラウドサービスの利便性の高さに対する評価が広まり、クラウド導入する企業が増えてきています。

クラウドの普及率は年々上がっている

クラウドの普及率は年々上がっているのが、近年の傾向です。実際にさまざまな調査でクラウドの普及が増加していることが明らかとなっています。

例えば総務省が2020年に調査した、企業の一部でもクラウドサービスを導入した割合は68.7%でした。前年から4.0ポイントアップしています。

引用元:ICTサービス利用動向

上記のようにクラウドを利用したシステム構築の普及率は増加傾向です。その理由としては、自社でシステム構築をするオンプレミス型と比較して、コストや柔軟性、導入速度などに優位性があることが考えられます。

そこで下記では、オンプレミスよりもクラウドを導入するメリットを詳しくご紹介するので、ぜひご覧ください。

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クラウド導入するメリット

クラウドは従来型のオンプレミスと異なり、コストや導入速度など多くの点で優れています。本章では、オンプレミスよりもクラウドを導入するメリットを具体的に説明します。

  1. 導入コストと運用コストを抑えられる
  2. 専門家がいなくてもセキュリティ対策を行える
  3. 場所を問わずに働くことができる
  4. 物理的なスペースがいらない
  5. システムの老朽化や故障から解放される
  6. BCP対策に繋がる

1. 導入コストと運用コストを抑えられる

クラウド導入するメリットの1つは、導入コストと運用コストを抑えられることです。オンプレミスでは、自社でサーバーの構築・運用をするため、導入コストやインフラの管理・維持コストが高くなります。特に初期費用などは数百万円ほどかかるため、経済的には大きな負担です。

一方でクラウドの場合、サービスによって異なりますが、初期費用は0円のケースも多いです。またメンテナンスはクラウドサービスを提供しているベンダーが行うため、費用を抑えられます。クラウドは導入コストだけでなく、メンテナンスやバージョンアップなどの運用コストも抑えられることがメリットです。

2. 専門家がいなくてもセキュリティ対策を行える

クラウドはコストが低いため、「セキュリティに問題があるのかも」と思う方もいるかもしれません。しかしクラウドでは、セキュリティ対策も万全です。例えばオンプレミスはサービスを自社で管理するため、セキュリティの高さがエンジニアのスキルに依存してしまいがちです。そのためエンジニアのスキルが低いと、セキュリティ対策は疎かになってしまいます。

一方でクラウドサービスの場合、信頼できるクラウドサービスを選ぶことでセキュリティ水準を担保できます。もちろんエンジニアのレベルに依存することはありません。専門家がいなくてもセキュリティ対策できることが、クラウド導入のメリットです。

3. 場所を問わずに働くことができる

クラウドを導入することで、場所を問わずに働けるようになります。クラウド導入すると、従業員はいつどこからでも、業務に必要な情報へアクセスできるからです。たとえ自宅にいても会社にいる時と同じ環境で業務に取り組めるため、リモートワークを可能にしやすいです。

一方でオンプレミスの場合、サーバーなどの機器を情報システムの管理者がいる場所に設置する必要があります。作業場所が限られてしまうため、リモートワークをすることは難しいです。

VPN機器などのネットワーク機器を利用してオンプレミスでも社外からアクセスできるネットワーク構成にすることもできますが、その場合、VPN機器のセキュリティパッチの適用を随時行わないとサイバー攻撃の標的となります。昨今のランサムウェア攻撃の被害の7割がVPN機器やOSのセキュリティパッチ適用不足が原因となっています。

「でもテレワークでは、セキュリティが弱くなってしまうのでは?」と思われる方もいるでしょう。しかしクラウドでは端末認証多要素認証によりアクセス制限ができるなど、リモートワークでも一定のセキュリティを担保できるため、心配は不要です。

4. 物理的なスペースがいらない

クラウドでは、物理的なスペースが不要です。オンプレミスでは、サーバーなどの機器を自社内に設置する必要があります。場合によってはセキュリティ対策のために、入室に認証が必要なサーバールームを設置することもあるでしょう。

しかしクラウドではインターネット上でデータを管理するため、データを保存する機器などは不要です。接続するためのPCやスマホさえあれば良いので、物理的なスペースはいりません。

5. システムの老朽化や故障から解放される

ハードウェアには寿命があるため、劣化に伴い機器のリプレイスが必要となります。およそ5年に1度はシステムの刷新が必要なため、コストも大きくなります。リプレイスとなれば機器費用に加えてデータ移行作業などが発生します。急にハードウェアが故障した場合は、データの救出が困難になるリスクもあります。

一方でクラウドはサーバーなどのインフラ環境を、あらかじめ拡張可能な仮想環境で提供します。運用も全てクラウド事業者が行ってくれるため、システムの老朽化や故障の心配がありません。システムの老朽化や故障が無縁なこともクラウドのメリットの1つです。

6. BCP対策に繋がる

クラウドは災害発生時のBPC対策としても効果的です。BCP対策とは、企業が緊急時でも事業継続するために、あらかじめ対策手段を決めておく計画のことです。オンプレミスの場合、このBCP対策が難しいと考えられます。オンプレミスは、災害が起きたときなどにハードウェアが故障し、データの消失に繋がるおそれがあるからです。

一方でクラウドサービスはクラウド上にデータを保存しているため、自社が災害に巻き込まれた場合でも、業務を継続するための情報が無事の可能性が高いです。そのため、BPC対策としてもクラウド導入はおすすめといえます。

クラウド導入する際の課題

上記ではクラウドを導入するメリットを複数紹介しました。オンプレミスと比べて圧倒的に利便性が高いクラウドですが、拡張性の低さなど課題点があるのも事実です。そこで本章では、クラウドの課題点について詳しくご紹介します。

  • 社内システムと提携できない場合がある
  • 自由なカスタマイズが難しい

クラウドでは、使用するサービスによって既存のソフトウェアと提携できない場合があります。クラウドを導入する際に、同時にソフトウェアの変更もできますが、従業員が慣れるまでは業務が滞る場合もあるでしょう。また他のクラウドサービスとの連携機能や連携サービスなどもできますが、自社で元々使用していたオンプレミスとの連携は実現しにくいので注意が必要です。

クラウドでは、自由なカスタマイズが難しいことも課題点の1つです。オンプレミスの場合は自社でサーバーの構築、運用をするため、カスタマイズの自由度も高いです。しかしクラウドはベンダーがすでにシステムの内容を決めているため、基本的に提供される環境をそのまま使用することになります。そのため導入が簡単な分コストは圧倒的に安くなりますが、自社のニーズに合わせた細かいカスタマイズはできない場合が多いです。

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自社にマッチしたクラウドサービスの選び方

課題はあるといっても、利便性やコスパを考えるとオンプレミスよりもクラウドを使用するのがおすすめです。しかし実際にクラウドサービスを利用しようとしても、どうやって選べばいいか分からない場合もあるでしょう。

そこで本章では、クラウドサービスを導入する前に注目すべきポイントを3つご紹介します。この3つの項目を確認しながらクラウドを選べば、致命的なミスを避けられます。

  1. セキュリティ対策は十分なのか
  2. 操作性や自社にマッチする機能があるか
  3. 料金体系が自社にマッチしているか

1. セキュリティ対策は十分なのか

クラウドサービスを選ぶ際は、セキュリティ対策を確認しましょう。クラウドでは自社のネットワークではなく、インターネット上で重要な情報を扱います。セキュリティの甘さは情報漏洩に繋がるため、対策がしっかりしているクラウドサービスを選ぶことが重要です。

もちろんクラウドサーバーを提供する会社は、安心してサービスを利用できるようにセキュリティ対策に努めています。中にはセキュリティ機能が不足しているサービスもあります。自社の大切なデータを保護するためにも、セキュリティ対策が万全なクラウドサービスを導入しましょう。

2. 操作性や自社にマッチする機能があるか

クラウドサービス導入時には、操作性や自社にマッチする機能があるかを確認しましょう。使いやすさや機能性は、従業員の業務効率に直接関わるからです。例えばクラウドを導入する目的によって、下記のような機能あるサービスがおすすめです。

  • リモートワークを進めたい → 場所の制限を受けづらい機能がある
  • 業務を効率化したい → 従業員の業務の共有が可能で、業務プロセスやフォーマット作成などの負担の高い作業を減らせる機能がある
  • ITリソースの運用や管理の負担を減らしたい → 運用や管理、障害対策などをすべて任せられる機能がある

上記のようにクラウドによって備わっている機能が異なります。自社の目的に必要な機能を備えたシステムを選ぶことで、成果が出やすくなります。

クラウド導入前には、現状の課題に合わせて、必要な機能が揃っているかを事前に確認しましょう。

3. 料金体系が自社にマッチしているか

クラウドサービスを導入する際は、費用と機能をチェックし、コストに合ったサービスを受けられるかを確認しましょう。クラウドサービスは導入すると長期的に同じサービスを利用するため、コストパフォーマンスを事前に確認することが大切です。

例えば料金体系においても、ユーザーごとの課金なのか、ユーザー無制限で利用できるかは異なります。そのため自社の規模や利用目的に合わせて最適な料金体系のサービスを選びましょう。

また安い料金のサービスやプランを求めすぎると、機能に満足できない可能性があります。長期で利用するには利便性も大切なので、安さだけでなくバランスも考慮してサービスを選びましょう。

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上記では、クラウドを導入するメリットやクラウドサービス選びのポイントをご紹介しました。ここまで読んでいただいた方は、クラウドを利用すべき理由をご理解いただけたと思います。しかし「おすすめのクラウドサービスはないの?」と思われる方もいるかと思います。

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