アイビスでは、全社向けの教育プログラムをはじめ、モバイル事業部、ソリューション事業部の各事業部ごとにしっかりとした教育プログラムがあります。
モバイル事業部向け
「人を育てる」理念に基づいた、充実した教育制度
「アイビスを高い技術者集団にしたい」という考えのもと、研修、メンター制度、勉強会など充実した教育制度を設けています。
(1) 研修で学ぶ
入社前のスキルなどを考慮の上、C++の研修あるいは、Webアプリケーションの研修(Java + TypeScript)を行います。入社時点で既にプログラミング経験が豊富な方については、研修なしで実務に取り組んでもらう場合もあります。
研修では、プログラムの要件・仕様と実装の手順について記述された「研修課題」を元に、開発とテストを行い、開発業務の基礎を学びます。1日に1回ずつ研修トレーナー(多くの場合、メンターも兼任)に進捗や問題点を報告し、フィードバックを元に研修を進めていきます。
研修終了後の開発業務としては、C++の研修をした方はibisPaintアプリに関わるタスク、Webアプリケーションの研修をした方はibispaint.comに関わるタスクがアサインされることが多いですが、長期的にはどちらの分野の業務にも関わる可能性があります。
(2) メンターと共に開発を進める
研修が終了後、実プロダクトの開発業務に携わります。
既にチームで開発されてきたプロダクトに機能を追加するには、コードを書く力だけではなく読む力も必要で、ゼロから一人でプログラムを書くことよりもはるかに難しいものです。 そのため、メンターに既存コードの解説や実装方針についてのヒントをもらいながら、開発を進めていきます。また、メンターのコードレビューを受け、指摘への対応(バグ修正やリファクタリング)を何度か繰り返し、品質の高いコードを書く方法を学んでいきます。
(3) 勉強会に参加する
【仕事を知る モバイル事業部】でも説明していますが、勉強会は発表者が自分の好きなテーマについて発表を行う大学のゼミのような雰囲気です。
はじめは高度な内容が多く、難しいこともあるかと思いますが、できるだけ発表内容を理解しようと努め、質疑応答では積極的に質問や意見をするようにしてみてください。
そうした姿勢で勉強会に真剣に参加することで、広範囲に渡る技術的な知見を増やすことができることはもちろん、「テクノロジーの概要を要領よく把握する」トレーニングにもなります。いつどういう技術が必要になるかは予想がつかないこともあります。今後のためにも、素早く技術の概要を把握するスキルは、エンジニアにとって重要です。
(4) 自身がメンターとなって教える
開発業務に慣れてきたら、今度はあなた自身が後輩社員のメンターとなって、教育に携わってもらいます。
人に教えるという行為は、最も効果的な学習方法だと言われます。後輩に説明したり、質問に回答したりすることを通して、これまでの業務で学んできた知識を定着させていってください。
(5) 勉強会で発表する
勉強会では、自分の好きな技術分野について発表を行うことができます。
まさに「教えるは学ぶこと」。それを自分の好きなテーマで行うことができるとても貴重な機会だと考えています。
ぜひ、自分が勉強していること、研究していることについての発表を行ってみてください。
(6) 大規模な開発を経験する
はじめのうちは、比較的小さな機能の実装や、仮にバグが発生したとしてもユーザへの影響度が小さいようなコードの修正を担当してもらいます。その後、開発業務に慣れてきたら、プログラムの全体と関係し、開発期間が数ヶ月(場合によっては数年)となるような大規模なタスクに関わっていくようになります。
こうしたタスクでは、さらに高いレベルでの「コードを読む力」「高品質なコードを書く力」が要求されます。
また、根本的な方針を間違えたまま実装を進めた場合の損害(手戻り)も大きくなるため、事前にタスクの全体像を把握し、作業の概要を計画できる能力も必要です。
ここまで学んできたスキルとプロジェクトに対する理解に磨きをかけるチャンスです。この段階をクリアすると、チーム内でもベテランという立ち位置になります。
この他にも、チームメンバーそれぞれが目指すポジションやキャリアビジョンにあわせたサポート、学びの場を提供していきます。
ソリューション事業部向け
未知の領域でも
チャレンジできる環境を
アイビスでは「高い技術とスピードのアイビス」を経営理念に掲げ、高い技術者集団を構築し、社会に貢献する最適なシステムを提供し続けるパートナーを目指してきました。
多くの企業でITに関わる人材不足が深刻さを増している中、当社が成長を続けているのは、ITエンジニアの育成力に自信があるからです。
ITベンチャーでは即戦力エンジニアを採用しながらもスキルアップは自己責任というところも多く、自主学習を研修と謳っているだけの企業も少なくないです。
そんな中アイビスでは当社の強みでもある、モバイル関係の研修として Android Kotlin、iOS Swift等の研修を始め、最先端の研修からプログラム基礎まで幅広い分野で研修カリキュラムがあります。
当社のキャリアプランは最初から決められたものがある訳ではありません。
目指したいエンジニア像が各々違うからです。どのようなステップをたどって最終的に自らのキャリアパスを進むかは、各個人の考えにゆだねられます。
将来目指したい自身のエンジニア像を当社のキャリア面談で相談し、必要なスキルアップを行いながら、未知の領域でもチャレンジできる環境をアイビスでは整えております。
国内ではIT人材不足が大きな課題となっているなかで、近年さまざまな技術要素が飛び出して、日々進化を続けております。
人工知能(AI)やIoTといった技術はさらなる進化を遂げ、今後はさらに大きな変化をもたらす技術も出てくるでしょう。
そうした最新技術への対応や、加速するグローバル化やビジネススピードへの対応が、今の企業には求められています。
そのようなこともあり、会社にとって社員の育成は何より大切なことです。個々の成長のレベルに合わせて自己啓発を行おうとする社員に対して全面的に支援していきます。
スキル向上
(スキルチェンジ)の事例
- Java Spring サーバサイド → AWS Lambda,Node.js API開発
- C#.Net WindowsForm → Nuxt.js、Vue.jsフロント開発
- Java Servlet → AndroidStudio,Kotlin
- テスター → Xcode,Swift
- Java TERASOLUNA → Flutter
- Android Java → NativeScript Vue
- C++組み込み制御開発 ⇒ AWS Lambda,Node.js
- cobol汎用機開発 ⇒ java Spring /AWS/ Xcode,Swiftなど
ソリューション事業部研修内容
研修受講者のスキルや経験値によって内容が変わります。
(1) 未経験者向け研修制度
ITエンジニアとして働きたいけど経験がない、もしくは知識が不足している方向けの研修制度です。
はじめに、開発で使われる基礎用語や、Webシステムの知識、開発工程に関する内容を学びます。そのうえで、実際に使う開発環境を用意してプログラム研修を開始し、コードを打ち込んでいきます。
プログラム研修では、Webシステムで必ず利用されるデータベース操作の研修を実施します。SQLのクエリ分を実際の開発ツールを用いてデータベース操作を行い、4大命令から外部結合、副問い合わせなどの基礎知識を深めます。
その後、各種プログラムの研修に移り、研修課題をフルスクラッチ形式でコードを記載して、一つのシステムを作成していきます。その中でHTML・CSSおよび、MVCアーキテクチャの概念と、実践的なフレームワーク開発の理解とコーディングスキルの習得を目指します。また講師によるソースコードレビューコーディングでルールや読みやすいコメントの書き方など実際の業務で詰まりやすいところについて指導するなど、実作業に則した研修を行います。
(2) 経験者向けスキルアップ(スキルチェンジ)研修
ソフトウェア開発の経験はあるけれども、今よりワンランク上の資格や技術の取得を目指している人、もしくは汎用機や制御系などの他分野からWeb開発やモバイル開発の分野へキャリアチェンジしたい人向けの研修です。
当社では、Android Kotlin、iOS Swiftに加え、Vue.js、Nuxt.js等、最新の技術の研修課題があります。その際、研修希望者には必ず「実務で活躍する現役のエンジニア」がトレーナーとしてサポートします。また、実務で新しい技術に取り組む際にも、「技術に精通した先輩エンジニア」による技術サポートを行います。
勉強会も定期的に行っており、クロスプラットフォーム、Single Page Application、クラウドサービス、スクラム開発等のテーマで新技術向上に努めて、目指したいキャリアに向けてチャレンジできる環境を整えています。
研修例
- Dockerを利用したPythonでのWeb開発
- Android Kotlinアプリ開発研修
- iOS Swiftアプリ開発研修
- Vue.js,Nuxt.js Webフロント開発研修
勉強会例
- AWS入門編
- Django REST frameworkを用いたAPI開発入門
- Androidアプリ開発入門
- 実例に基づくスプリント開発の心得
- TypeScript + Node.jsによるAPI開発
- KotlinでのAndroidアプリ開発における、便利なライブラリの紹介
- ChatOps by AWS
- AWS基礎
- Microsoft Azure基礎・応用
- フレームワーク・ライブラリ基礎
- Python基礎
- データベース基礎
- 資格取得勉強会
- Android基礎研修
- ロジカルシンキング研修
- Gitを用いたソースコードバージョン管理
- プログラマからSEへのステップアップ研修
- 資格取得勉強会
全社向け
企業としてコンプライアンス遵守の徹底を目的に、全従業員を対象とした会社指定の教育プログラム(e-ラーニング)を導入しており、「個人情報保護」、「情報セキュリティ」、「コンプライアンスの基礎」等の教育を実施しています。
IT技術者向けには、「基本情報技術者」、「応用情報技術者」等のe-ラーニングプログラムを受講することにより、基礎能力の底上げをおこなっています。また、「個人情報保護」、「情報セキュリティ」については、理解度の確認及び周知徹底を目的として、入社時及び毎年、全従業員を対象に確認テストを実施しています。
参考:e-ラーニング受講項目
- ケースで学ぶ!個人情報保護の基礎(JIS Q 15001:2017 対応)
- ケースで学ぶ!コンプライアンスの基礎
- ケースで学ぶ!職場のハラスメント対策
- 今日から実行!事例で学ぶ情報セキュリティ
- 職場のメンタルヘルス(セルフケア)